双極性障害ってどんな病気?

双極性障害のイメージ写真

双極性障害は、うつ状態に加え、うつ状態に対極にある躁状態も現れ、それらの状態が繰り返し出現する病気です。
躁状態の時には気分の高ぶり、眠らなくても平気、次々とアイデアが湧くといった一方、注意が散漫になることで何事にも集中できなくなり、お金を使い過ぎてしまうなど、日常生活だけでなく、場合によっては人生に大きな打撃を与える結果を及ぼしてしまうことさえあります。

こんな時はぜひ当院へ

「なんだかハイテンションになってしまう」、その一方で「深く落ち込んだりもする」、そんな落差の激しい症状に振り回されて、人間関係が悪くなってしまっている場合などはもちろん、ちょっと感情の上げ下げ、テンションの起伏が激しいなと感じることがあれば、まずはお気軽にご相談にお越しください。

双極性障害の治療について

双極性障害の治療は、薬による治療と心理社会的治療があります。
「こころの悩み」とは異なり、心理療法だけで回復が期待できるものではありません。薬物療法を基本に治療法を組み立てていきます。

主に用いる薬は、気分安定薬や非定型抗精神病薬となります。
気分安定薬は量が過剰になることで中毒症状を引き起こすことがあり、定期的に血中濃度を測りながら慎重に量を決める必要があります。正確なデータを取るためにも、処方された量と回数をきちんと守ることが大切です。

心理社会的治療では、まずは症状を客観的に捉えてことから取り組み、ご自身が病気に正しく理解してもらい、病気を受け入れコントロールできるようになることが目的となります。
また、必要に応じて感情や気分に影響を及ぼしている認知(偏ったものの見方や考え方)に焦点を当ててし、幅広い捉え方ができるように援助させて頂くこともあります。